マンション購入を検討推している人。「そもそもなぜ不動産を買うのか?」「どんなプランでどんな物件を買うべきなのか?」「どんなメリットがあるのか?」…など。不明点は多いと思います。
今回は独身のうちからマンション購入をする意義について説いていきたいと思います。
1.時間をお金で買うことができる
不動産ほどの大きな買い物をする場合、多額な資金が必要になります。しかし、1から正直に貯金して買おうとすると、大幅な時間を浪費してしまいます。
そこで、『借金は金利で時間を買うことができる。』この考え方が重要なのではないでしょうか。どれだけ利益を稼いでも、年収を上げても治める税金は増していく一方です。多く納税している人ほど、お金を借りやすくなります。
日本は借金しやすい国?
米国は3%〜5%ほどの金利を払わないとお金を借りることができません。
対して日本は、1%以下という非常に低金利でお金を借りることができます。
さらには、昔は頭金を物件価格の2割ほど支払わなければ、ローンを組むことができませんでした。(4000万の物件であれば800万程度)これでは若い年齢では支払うことができません。
また昔は日本でも6〜8%ほどの金利がありました。「金利を返済するので精一杯」となってしまう人も多かったようです。
その為、借金は怖いもの。というイメージが根付いています。
しかし、現在かなりの好条件でローンを組むことができるようになりました。
これは諸外国と比べても日本だけです。
2. 賃貸は誰かのローンを返済している
独身で中古のマンションの購入を検討する人の多くは、毎月の家賃を支払うことがもったいないと感じることが多いでしょう。
毎月どこか知らない人のローンを返済するよりも、自分の資産形成の為にローンを返済する方が健全だと考える人が多いようです。
例えば、
毎月12万円の家賃であれば、
12万円✖️12ヶ月=144万円
144万円ものお金を、他人のローン返済に使っている形になります。
これが5年間住めば、144万円✖️5年=720万円の資産になります。
早い時間から自分のローン返済ができてきる人の方が、資産形成にはなります。
さらには、価値の下がりにくいマンションであれば、購入価格に近い価格で売却することも可能です。そうすると、今までの返済金額が、そのまま資産になります。
価値が下がりにくく、需要がなくならない都心部のマンション選びが大切です。
3.ライフステージに対応できる。
① 手狭になったら住み替える
結婚し将来子供が生まれることを考えると、広めの2L D Kなどへの住み替えが必要になると思います。購入には独身の時よりも、大きな金額がかかります。住み替えの際には2つの方法があります。
(1)1軒目は貸し出し2軒目を購入する
転勤・結婚等の正当な理由であれば、居住用の物件を貸し出すことも可能です。(※最初から投資目的の物件で住宅ローンを組むと全額返済等の対応を迫られることがあります)
(2)1軒目は売却し、2軒目の資金に当てる
物件価格が下がっていなければ、ローン返済額をそのまま購入資金に活用することができます。
これはあくまで物件価格が下がっていないことが前提です。
・需要の少ない郊外の物件
・需要が少ない中古の戸建て
・多数の費用が上乗せされている新築 etc…
全部が全部割高ではないですが、価格が下がる可能性は高いです。
1軒目から2軒目に住み替える。売却することも考えて住むところを選びましょう。「住むところも投資目線で選ぶ」ことが重要なのではないでしょうか。
② 高齢の賃貸リスクに備えられる
高齢になると賃貸住宅を借りにくいという現実があります。貸主が賃貸人が高齢となると、貸し出すことを躊躇うことが多くなるそうです。
・単身者による“孤独死”のリスク
・年金収入の身となり、生活が圧迫される
今後はますます高齢化が進み、自助努力が求められる社会になっていきます。老後の生活を考え、少しでも早い住宅購入の検討が必要なるのでないでしょうか。
4. 信用力がある
会社員であれば「社会的信用力」が高いです。理由は定期的に安定した収入が、見込めるからです。大きな会社に勤めていれば返済する能力が高いと判断されます。不動産ほどの大きな買い物ですから、金融機関も将来的な年収を計算しやすい会社員ほどお金を貸しやすいです。
① 勤続年数
ケースバイケースですが、勤続は2年以上必要です。勤続年数が多くなればなるほど社会的信用力は高まります。銀行も、いろんなところを転々とする人より、安定的に働いている人の方が安心して資金を貸し出せます。
② 勤め先の規模
会社の規模が大きいほど、信用力は高まります。会社が潰れるリスクが小さくなるからです。
・従業員数等の規模
・東証一部に上場している
等を金融機関はチェックします。
③ 年収
年収に応じて借りられる金額は代わります。
一般的に年収の8〜10倍までの金額を借りることができます。
・700万の場合:5,600〜7,000万
・500万の場合:4,000〜5,000万
となります。
都心部の好立地となると、4、000万円ぐらいの金額だと1L D Kが精一杯です。
5. 生命保険の代わりになる
住宅ローンは生命保険の代わりにと考えることができます。理由は「団体信用保険」という制度です。団信とは、ローンの契約者が返済期間中に死亡または高度障害になった際に、住宅ローンの残債が「0」になる制度のことです。一般的な生命保険であれば、保険金が支払われたとしても、住宅ローンの返済は残り、日々の生活は圧迫されてしまいます。団信であれば、生命保険会社から支払われる保険金によって、住宅ローンの残債が弁済され、残された家族には大切な住宅が残ります。
毎月高い保険料を払うのではなく、自身のローン返済に資金を使うことができます。